【ウェルカム】FFXI【バック】
2014年9月22日 日常 コメント (3)
「ちょっと待て。今、リフレする」
いきなり走り出す猫を呼び止め、リフレシュとヘイストを掛ける。
「ありがとう」
「待て、コズ曰くインスニ有効だそうだ」
再び走り出そうとする背に声を掛けると、猫は一瞬驚いた顔を見せてから「そう・・・随分便利になったものね」と呟き、小さく笑った。
久々に訪れたデュナミス・ザルカバードは今日も一面の雪景色だった。
陰鬱なBGMとサクサクと雪を踏みしめる幽かな音、薄暗い白と黒の濃淡だけの世界にやってきたのは何年振りだろう?
正確には1年位前に何度かちょっぴり覗きに来たことはあったが、AFを求めて通い詰めたのはもう5年も前のことだ。
『・・・今、何処?』
コズからのLP通信が入る。
ずっと活動を続けている彼には世話になりっぱなしだ。
「まだ第一延長石像にも着いて無い・・・第二が終わったらナビを頼む」
『了解、また後で』
通信を切って通常エリアでエレの沸く横道に入り、目標を捕捉する。
「アレを先ず焼こう」
猫は黙って頷くと、俺が指差した石像に向けてサンダジャを唱え始めた。
「・・・このエミネンなんちゃら~ってのは随分とまたぶっ壊れた装備なんだな・・・」
無料ログインキャンペーンに乗せられて舞い戻った去年の12月以来のヴァナディールは、俺の予想を遥かに超えたパワーインフレに見舞われていた。
私見だが、キャラの成長要素に楽しみを覚えないタイプはRPGに向いていないと思う。
故にLv上げが面倒だなんて抜かす奴にFFXIは合わない・・・と思っていたんだけど、世間やスクエニはそうは思っていなかったらしい。
俺に言わせれば「キャラ本人の能力が上昇する」という成長は本当の意味での成長っぽいが、「キャラの持つ武装により能力が上昇する」という成長はゼロヨンチャンプのスープラを「良いエンジンに換装した」とか、アーマードコアの機体性能を高い部品で上昇させたみたいでなんかヤダ。←ぉぃ
ある種の努力の末に手に入れた「能力の上昇」という意味では両者に違いが無いというのは頭では理解してはいるのだけどね・・・。
かくして「Lv上げ」というFFXI最大最強のコンテンツは永遠に失われ、新規の皆さんにはフェイスという何処かで見たようなNPC達が謎の掛け声と共にWSや魔法を放つという奇妙な助っ人システム(便宜上は「魔法」)をお友達にソロってくだしあ・・・というコトになったらしい。
世紀末っぽいね、うん。←新世紀に入ってますけど
まぁいい、それはいいよもう。
で、件のエミネン装備なんだけど・・・どうも復帰者が従来の「苦労して取った装備死滅!オワタ!!」に絶望しないようにばら撒いているっぽい。
俺は赤だからガンビスンを装備できたからギリセーフだったけど、猫は
「・・・なに?このローブ?死ぬの?ローブからやり直せってか!?」
と、ブチ切れ状態に・・・確かにカッコワルイ、せめて連邦軍師コートなら良かったのにねぇ・・・。
(それでも忍者用にチェイン装備みたいなのを一式貰ってました)
俺も全身ローブは憚られたので手・足だけローブ系で頭・胴・脚はガンビという見る人が見れば一発で判るチグハギストです。
こうしてユニクロの極みではありますが、装備が整うと俄然やる気が出てきました・・・また、聞くところに拠ればAF+1やレリック+2を更に強化して現代(イマ)風に打ち直せるらしいじゃないですか?
これもいいですね、全然よろしい!
欲を言えば四神装備や免罪系にも中途半端な練成なんかじゃなく、投げっぱなしメイジャンの続きが欲しいところですよ。
独特のプロパティをもっと活かせる変更を入れてくれたらイイのにねぇ?(チラッ
・・・まぁ、もう少し倉庫に放り込ん様子を見ていましょう。
「・・・という訳で、レリック+2をオグメ付きに直すのに2万メリポ稼がなくちゃならんらしい」
「ふぅーん」
猫の気の無い返事はいつものコトなので特に気にしてはいないが、俺自身がLv99で入る裏では稼ぎが悪いことを承知しているだけにあんまり気乗り・・・いや、気持ちはあるがダルさがソレを上回っているだけだな。
何にせよ唸って居ても始まらないのでヒマさえあれば裏に入っているコズに上手な立ち回りが無いか聞いてみよう。
俺はコズから貰ったLPを耳に近付け、声を掛けた。
「ばんわ」
『こんばんは!!』
『こんばん』
『こんばんは、お久しぶり~』
直ぐに気のいいエルヴァーンのハルが反応し、以前パールを貰った際に良く見た数人のメンバーが挨拶してくれた。
「・・・という訳で裏ザルカの効率が良い回り方って知らないか?」
『う~ん・・・』
『どうですかね・・・エミネン揃ってるなら死にはしないでしょうからとりあえず入ってみては?』
「ま、そりゃそうだが・・・」
正論では、ある。
しかし一匹60expで2万メリポ・・・しかも面倒なジョブデーモンが相手である。
正直一年前にそれが耐えられずに3000exp程稼いだところでオグメは諦めたという経緯がある。
どうしたものか・・・?思案していると
『ノシ』
『あ、コズさん来た』
『これでかつる!』
まるでブロントのような人気である・・・そういや彼も同鯖なんだっけ?俺は会った事無いけどね。
「スマン、コズ」
『・・・また伏字になってるよ』
同じ轍を踏み続ける俺である。
「裏ザルカで強いモンスが居る所が知りたいんだが・・・」
「心当たりはあるか?」
『うーん、一緒に行ってあげられればいいんだけど・・・』
『0時過ぎないと再入場出来ないんだよね』
「いや、場所だけ教えてくれればいいんだ」
『・・・延長とか解る?』
「エレの沸く通路と次の細い通路の奥か?」
『他に3箇所あるよ、全部やってからの方がドロップも良いし』
正直ドロップはいい、ナ戦モ赤詩辺りは全部揃ってる。
『貨幣や素材があれば金策にもなるし、ね』
「なるほど」
確かに、もっともな意見だ。
『・・・じゃ、今から行くならナビしてあげるよ』
「頼む」
こうして俺の新生FFXIが始まった。
~つづく
いきなり走り出す猫を呼び止め、リフレシュとヘイストを掛ける。
「ありがとう」
「待て、コズ曰くインスニ有効だそうだ」
再び走り出そうとする背に声を掛けると、猫は一瞬驚いた顔を見せてから「そう・・・随分便利になったものね」と呟き、小さく笑った。
久々に訪れたデュナミス・ザルカバードは今日も一面の雪景色だった。
陰鬱なBGMとサクサクと雪を踏みしめる幽かな音、薄暗い白と黒の濃淡だけの世界にやってきたのは何年振りだろう?
正確には1年位前に何度かちょっぴり覗きに来たことはあったが、AFを求めて通い詰めたのはもう5年も前のことだ。
『・・・今、何処?』
コズからのLP通信が入る。
ずっと活動を続けている彼には世話になりっぱなしだ。
「まだ第一延長石像にも着いて無い・・・第二が終わったらナビを頼む」
『了解、また後で』
通信を切って通常エリアでエレの沸く横道に入り、目標を捕捉する。
「アレを先ず焼こう」
猫は黙って頷くと、俺が指差した石像に向けてサンダジャを唱え始めた。
「・・・このエミネンなんちゃら~ってのは随分とまたぶっ壊れた装備なんだな・・・」
無料ログインキャンペーンに乗せられて舞い戻った去年の12月以来のヴァナディールは、俺の予想を遥かに超えたパワーインフレに見舞われていた。
私見だが、キャラの成長要素に楽しみを覚えないタイプはRPGに向いていないと思う。
故にLv上げが面倒だなんて抜かす奴にFFXIは合わない・・・と思っていたんだけど、世間やスクエニはそうは思っていなかったらしい。
俺に言わせれば「キャラ本人の能力が上昇する」という成長は本当の意味での成長っぽいが、「キャラの持つ武装により能力が上昇する」という成長はゼロヨンチャンプのスープラを「良いエンジンに換装した」とか、アーマードコアの機体性能を高い部品で上昇させたみたいでなんかヤダ。←ぉぃ
ある種の努力の末に手に入れた「能力の上昇」という意味では両者に違いが無いというのは頭では理解してはいるのだけどね・・・。
かくして「Lv上げ」というFFXI最大最強のコンテンツは永遠に失われ、新規の皆さんにはフェイスという何処かで見たようなNPC達が謎の掛け声と共にWSや魔法を放つという奇妙な助っ人システム(便宜上は「魔法」)をお友達にソロってくだしあ・・・というコトになったらしい。
世紀末っぽいね、うん。←新世紀に入ってますけど
まぁいい、それはいいよもう。
で、件のエミネン装備なんだけど・・・どうも復帰者が従来の「苦労して取った装備死滅!オワタ!!」に絶望しないようにばら撒いているっぽい。
俺は赤だからガンビスンを装備できたからギリセーフだったけど、猫は
「・・・なに?このローブ?死ぬの?ローブからやり直せってか!?」
と、ブチ切れ状態に・・・確かにカッコワルイ、せめて連邦軍師コートなら良かったのにねぇ・・・。
(それでも忍者用にチェイン装備みたいなのを一式貰ってました)
俺も全身ローブは憚られたので手・足だけローブ系で頭・胴・脚はガンビという見る人が見れば一発で判るチグハギストです。
こうしてユニクロの極みではありますが、装備が整うと俄然やる気が出てきました・・・また、聞くところに拠ればAF+1やレリック+2を更に強化して現代(イマ)風に打ち直せるらしいじゃないですか?
これもいいですね、全然よろしい!
欲を言えば四神装備や免罪系にも中途半端な練成なんかじゃなく、投げっぱなしメイジャンの続きが欲しいところですよ。
独特のプロパティをもっと活かせる変更を入れてくれたらイイのにねぇ?(チラッ
・・・まぁ、もう少し倉庫に放り込ん様子を見ていましょう。
「・・・という訳で、レリック+2をオグメ付きに直すのに2万メリポ稼がなくちゃならんらしい」
「ふぅーん」
猫の気の無い返事はいつものコトなので特に気にしてはいないが、俺自身がLv99で入る裏では稼ぎが悪いことを承知しているだけにあんまり気乗り・・・いや、気持ちはあるがダルさがソレを上回っているだけだな。
何にせよ唸って居ても始まらないのでヒマさえあれば裏に入っているコズに上手な立ち回りが無いか聞いてみよう。
俺はコズから貰ったLPを耳に近付け、声を掛けた。
「ばんわ」
『こんばんは!!』
『こんばん』
『こんばんは、お久しぶり~』
直ぐに気のいいエルヴァーンのハルが反応し、以前パールを貰った際に良く見た数人のメンバーが挨拶してくれた。
「・・・という訳で裏ザルカの効率が良い回り方って知らないか?」
『う~ん・・・』
『どうですかね・・・エミネン揃ってるなら死にはしないでしょうからとりあえず入ってみては?』
「ま、そりゃそうだが・・・」
正論では、ある。
しかし一匹60expで2万メリポ・・・しかも面倒なジョブデーモンが相手である。
正直一年前にそれが耐えられずに3000exp程稼いだところでオグメは諦めたという経緯がある。
どうしたものか・・・?思案していると
『ノシ』
『あ、コズさん来た』
『これでかつる!』
まるでブロントのような人気である・・・そういや彼も同鯖なんだっけ?俺は会った事無いけどね。
「スマン、コズ」
『・・・また伏字になってるよ』
同じ轍を踏み続ける俺である。
「裏ザルカで強いモンスが居る所が知りたいんだが・・・」
「心当たりはあるか?」
『うーん、一緒に行ってあげられればいいんだけど・・・』
『0時過ぎないと再入場出来ないんだよね』
「いや、場所だけ教えてくれればいいんだ」
『・・・延長とか解る?』
「エレの沸く通路と次の細い通路の奥か?」
『他に3箇所あるよ、全部やってからの方がドロップも良いし』
正直ドロップはいい、ナ戦モ赤詩辺りは全部揃ってる。
『貨幣や素材があれば金策にもなるし、ね』
「なるほど」
確かに、もっともな意見だ。
『・・・じゃ、今から行くならナビしてあげるよ』
「頼む」
こうして俺の新生FFXIが始まった。
~つづく
コメント
LSゼロ人に・・・
寂しすぎた
とりあえず
AF119が欲しいのでAF109を作りたいがAF+1になっていないのでテメナス素材を取らなきゃならんから洗剤買ってくる←今此処
そしてレリ119ってステキじゃん!・・・でもレリ109にするのにレリ+2にはなってるけどオグメつけてねーや←今此処
オワタwwwww