D&D覚書05

2012年3月9日 日常
D&D覚書05
音の無い奇妙な馬車は二人の人影と掘り起こされた死体を積んで河沿いの街道を北上し、ようやく停まったのは山裾の木材伐採場に程近い深い森の奥だった。

人間離れした神速の脚を持つシセンは、仲間に目印を残しつつ馬車を尾行してきていた。

木材の伐採や管理に使われている建物だろうか?すぐ傍に河の流れの見える開けた平らな広場には二階建てのログハウスがあり、馬車はその建物の横にある馬小屋の前に留められていた。

翌昼になって一行は合流すると、この建物の周辺住民に聞き込みを開始する。

周辺にある伐採場の従業員の話:

1.あの建物はボルヴィック商会のものだ
2.あそこの連中はあまり同業者や住民と関りを持ちたがらない
3.時々、怪しい「ボス」が来るらしい
4.筋骨隆々の傭兵崩れっぽいのと陰気なフードの男とが居る
5.とてもヒトとは思えぬ巨大な人影を見た!
6.生気の無い大勢の「従業員」が居るらしいが昼間にはまるで出入りが無い

各々が得た情報を元に怪しげな推理をお互いに披露する3人、、、しかし、教会の助力を得るには確たる証拠を用意しなければならない。

遂に3人は商会事務所への(「潜入」という名の)襲撃を決意したのだった、、、。

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