妄想紙芝居09

2011年11月15日 日常
妄想紙芝居09
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     ぼ ぅ ん っ !



あっ!


タルタルが指差したミオの背後にいつの間にか淡い煙に包まれた銀灰色の髪の偽フィロスっぽいエルヴァーンがひざまずいていた。



ミオさん、、、こういう形ででもお会いできて大変嬉しく思いまs、、、ぁ、ヴァーン。


あ、、、アンタ誰よ?何処から沸いたニャ!?


これは失敬、、、実は私、悪い魔法使いに呪いをかけられて、、、


     先ほどまでマーリドの姿をしていたのでs、、、ぃゃ、ヴァーン





     な、、、なんだってーッ!?




(そういえば、、、髪型とか耳とか、、、面影があるニャ、、、)


聞けばこのエルヴァーン紳士、サンドリア王家の有力諸侯の跡取りだという、、、。

シルクのハンケチで鼻血をぬぐった彼は、改めてミオの前にひざまずき




悪い魔法使いは私が本当にリスペクト出来る女性に出会うまで解けない呪いをかけました、、、呪いが解けた今、私は心の底から貴女を尊敬しているといっていいヴァーン!!

エルヴァーンは切れ長の眼をカッ!と開いてミオを見つめた

どうか私の妻となっていただきたいヴァーン、、、。


ちょちょちょ!!ちょっと待つタル!!

慌ててタルタルが割って入る

ナニを勝手に話を進めてるタル?この女性はボクが先に求婚してるタル!!

君こそわきまえ給え、、、ラピュタ王、、ぃゃ、サンドリア王家に連なる者の前での態度とは思えないヴァーン!



こ、、ここはひとつミオさんに決めてもらうタル!

フッ、、、笑止な、、、良かろう、、、




                           タルか?    
さぁ、ミオさん!どちらが貴女にふさわしい男<
                           だヴァーン?





ぐぬぬ、、、悩むニャー♪

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