夏の思い出
最近の若者は本(同人誌)を作らないらしい。


まぁ、そんなアナログなモノを製作するよりPC上でツールを駆使したデジタル作品を制作し、ネットで発表する方がはるかに沢山の人々に見てもらえるしな。


買わないと、手に入れないと評価することすら出来ない、、、そんなメディアは確かに終わっているのかもしれない。


反面、その面倒臭い部分に自分たちが手がけた確かな証としての価値を感じる人たちも根強く存在するのだ。


秋葉原の某・同人誌委託販売店の店員さんは「コミケの日程中は何故か混雑しますね、、、理由は解らないけど(笑)」と、話していた。


買い残しのチェックなのか?それとも単に会場の熱にあてられて同じような匂いのする場所へ引き寄せられるのか、、、俺には祭りの後で感じる寂しさを紛らわす行為のようにも感じられた。


もう、何年もそこ(会場)には行ってない。
















でも、たまにふっと思い出す。

本屋でカタログが山積みされているのを見る時、ネットのニュースに日程が発表されているのを見た時、、、胸の奥にキューっと懐かしいような、甘酸っぱいような、恥ずかしいような、冷や汗がドッと噴出すような、、、そんなキモチを思い出す。







昔の仲間は、今、何をしているだろう?





商業誌を目指していた彼はどうしているだろうか?





夏の日、夜が明ける前の冷たい空気の中、徹夜が続いてもはや何を描いているのかも良く解らない状態でただただ原稿を描き、コピー誌をホチキスで留める、、、何冊売れるのかも分からない、、、この値段設定ってどうなワケ?、、、いや、そもそも売れるのか?コレ?


混乱した脳が無意味な言動を生み、それに反射的に笑ってしまったりする。





、、、あの「お祭り感」はなんだったのだろう?





なんだか解らない事に良く分からない位のめり込んだ日々、、、。


















無駄だったけど無駄じゃない。

矛盾を内包する俺の立ち位置は実はその辺からだったのかもな。

コメント

ござ
2011年8月20日9:23

大変なのは製作より編集                         かも

reijirou
2011年8月20日12:52

いやむしろ原稿の取立てが大変だった、、、

ござ
2011年8月20日14:17

それは編集の仕事だなw

reijirou
2011年8月20日14:53

全部するのが、、、総監督




所帯が小さかったんだよ

菊の丞
2011年8月21日3:53

今おもえば、締め切りに追われてひーひーいっていたけど、そんな中でも、
ワイワイ言ってた日が懐かしいし、充実してたなとおもう。
正直、作り終わったら別にどうでもよくなる・・・折角徹夜でホチ止めしたのに
遅刻してたな;うん、まさにお祭りな感じだった。

reijirou
2011年8月21日8:29

あのチケットで会場入りするときに会場前の入場待ち大行列を歩道橋から見下ろして


「フッ、、、愚民共が、、、」


とか言わなかった?←ぉぃ

何故かムス化してしまう瞬間だったな、、、うん

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